歯のメンテナンスがなぜ必要か
定期的なメンテナンスがむし歯・歯周病を予防します
メンテナンスとは、むし歯や歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期健診です。
治療が終わり良好な口腔内を維持するには患者様のセルフケアが必要ですが、メンテナンスやSPTを代表とするプロフェッショナルケアが大きな鍵となります。
セルフケアだけでは除去できないバイオフィルム(細菌の膜)が形成されるのが90日と言われているため、治療終了後3~4ヶ月毎のメンテナンスをお勧めします。
毎日のセルフケアと医院での定期的なメンテナンスにより、生涯ご自分の歯を保つ事が可能になります。
メンテナンス時は、むし歯のチェック、歯周ポケット検査、磨き残しの検査、必要であれば歯ブラシの練習を行った後、クリーニングをし、バイオフィルムの除去までさせていただいております。
また、ご希望があれば、フッ素塗布、知覚過敏に対しての処置もおこないます。
今後、歯を失わないためにも、痛み等のトラブルを感じなくても、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けてください。
そもそもバイオフィルムって何?
歯周病菌やう蝕細菌の集合体をプラークといいます。
これらの細菌は自らが作り出す菌体外多糖によってバリアーを張っています。このバリアーによって守られている集合体は直接歯肉に付着できない菌種も他の菌種の仲介によって存在する事ができます。
付着や栄養素の面でお互いに協力、拮抗し合う事で細菌の共同体は安定状態となります。最近はこのバリアーの中にいる限り、細菌を攻撃しようとする宿主の白血球や抗体などから自らを守る事ができるのです。
この構造体が「バイオフィルム」です。
なぜ除去しないとだめなの?
歯の表面にバイオフィルムが出来てしまうと歯のエナメル質が唾液に触れなくなり、唾液による洗浄作用がなくなります。
その為、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖しやすい環境になり、う蝕や歯周病の原因となってしまします。
ポケット内部でバイオフィルムが増殖すると、細菌を攻撃する白血球や抗体が登場しますが、細菌バイオフィルムのバリアーで保護されている為それらの攻撃を受けません。
逆に白血球の産物による病原因子や内毒素により歯肉が破壊され歯肉の炎症はさらに拡大します。
どうすれば除去できるの?
バイオフィルムは抗菌剤などの化学療法には抵抗性を持っているので、歯ブラシや超音波スケーラー等の機械的な破壊と除去が必要です。
しかし、歯周ポケット内部には歯ブラシは届かないので、患者様自身ではバイオフィルムを除去することはできません。
そこでポケット内に届く機械的な道具が必要となる為専門家によるプロフェッショナルケアが重要なのです。












